成長できる仕事がある。
成長させてくれる人がいる。

人を知る

SEになろうと思ったきっかけを教えてください。

私はもともと建築に興味があり、大学では緑地の計画や設計、都市再生、街づくりなどを学びました。
就職活動を始める際、自分の中にあったキーワードは「ものづくり」。会社を探すにあたって、もちろん不動産業界は念頭にありましたが、それ以外で「ものづくり」ができる仕事はないかと探していたときに、SEという仕事に出合って興味を持ちました。

では、CLISで働きたいと思った理由は何ですか?

CLISは保険・金融システムの開発を行う会社で、求められる知識やスキルのハードルが高そうだと思ったからです。
また、入社後の研修やSE認定スクールがすごく大変そうだなと思ったことも理由です。昔から難しいことに挑戦をしたい性分なのですが、CLISに入って困難に立ち向かうことで、それまで自分が持っていた能力以上の仕事ができるのではないかと感じ、入社を志望しました。

入社してからご自身の成長を実感することはありますか?

以前は、人に仕事を任せるのが苦手で、つい自分でやってしまうところがありましたが、少しずつそれができるようになりました。
今は、あるシステムの保守開発のリーダーとして、CLISの社員や協力会社の方など20人のチームを任されています。20人でやる仕事を1人でできるはずもなく、メンバーで仕事を分担して、日々の業務に取り組んでいます。
入社以来さまざまな方と一緒に仕事をする中で学びながら、スキルアップできたのだと思います。

どなたかの仕事ぶりを見て、学んだということですか?

そうですね。入社3年目に、保険会社2社が統合する大きなプロジェクトで、サブリーダーを任されました。そのときのリーダーは、私の11期上だったんですが、人に仕事を任せるのがとても上手だったんです。人をよく見て、メンバーの各々の個性を把握して仕事を任せるということを、私はその先輩から学びました。
他に、メールひとつをとっても、効率的なやり方をしている先輩がいて、人から学べることは多いです。

そのスキルは、具体的にどういうシーンで役に立つのでしょうか?

システム開発には「要件定義」という、お客様の要望を明らかにして、必要なシステムを検討するフェーズがあります。
おおもとの発注者の方と直接お会いするのではなく、窓口となっている方々を通して、伝言ゲームの様な形でご要望を伺う場合には、その過程で認識に齟齬が生じないように気をつけなければいけません。メールの文章、質問の仕方、図表を用いた確認など、効率的で的確なコミュニケーションが必要なんです。

「要件定義」で大切なことは何でしょうか?

今お話した通り、お客様のご要望を、より詳しく正確に拾い上げ、齟齬をなくすことは大切です。そして、もうひとつは、ご要望の本質をきちんと捉えること。お客様からのご要望を、ただその文面通りに受け取るのではなく、お客様がどういうことを実現したいと思ってらっしゃるのかを、広い視野で見ることも大切です。

では、本質を捉えるために、どのようなことを心掛けていますか?

私は、ユーザー目線での「目的」を意識するようにしています。システムを開発しようとすると、目の前の「課題」やそれをクリアするための「方法」に目が向いてしまいがちです。でも、ユーザーにとってどうなのか、その「目的」を達成するためには、より優れたアプローチがあるのではないかと、常に考えるようにしています。

これまでCLISで実際に仕事をしてみて、何か感じることはありますか?

私は「ものづくり」がしたくて、この会社に入社しました。仲間と協力し、互いの能力を持ち寄って、ひとつのモノを完成させることは、大きな達成感があって、やりがいのある仕事です。
そして、CLISでは「自分づくり」もできると思っています。困難にぶつかって、強くなる。優秀な先輩社員から学んで、不得意だったことができるようになる。
そういう経験があって、今の自分があると感じています。

戸田さん、本日はどうもありがとうございました!