チーム力を高めながら「次」をつくる仕事。

人を知る

CLISに興味をもったきっかけは何ですか?

就職活動を始める前に「この仕事がしたい」と決まっていたわけではなかったので、金融業界など、色んな会社を見て回りました。でも、なかなか「ここだ」と思える会社がありませんでした。当時は総合職だと転勤が多いところもネックだったのと、女性が活躍できる環境が整っていない企業も多かったからです。
自分の希望に合うところがなくて悩んでいるとき、CLISで働いている大学の先輩にOB訪問をして、文系出身でもモノづくりに携われることや手に職をつけられることを知り、CLISに興味を持ちました。

どういうところが入社の決め手になったのでしょうか?

お会いしたOBの方の人柄が良く、CLIS社内の雰囲気がその方から伝わってきたことと、キャリアアップ制度に魅力を感じました。入社してからの具体的なロードマップを提示してもらい、管理職になる道やそれ以外の道もあることなどがわかって、入社した後の自分のキャリアをイメージできたことは大きかったです。そのときに「CLISは男女によって仕事に区別はなく、その代わりに責任も同じです」と言われたことも、私にとっては好印象でした。あのときに私が感じた社員の人柄やマインド、組織としての風通しの良さは、今も変わっていないと思います。

では実際に働いてみて、CLISの魅力はどこだと思いますか?

ひとつは、チームワークの良さです。たとえば、大規模プロジェクトの場合、機能別やサブシステム別などいくつかのチームに分かれてシステム開発をすることになります。どこかのチームでトラブルが発生したときに、私が「どうしようかな…」と考えていると、別のチームメンバーが「やりますよ」と手を挙げて、率先して協力をしてくれます。
リーダーである私自身が彼らに助けられているのはもちろん、当たり前のように互いに協力しながら仕事をしてくれていることを嬉しく思います。チームで助け合いながら、ひとつの仕事をやり遂げたときに味わえる大きな充実感は、この仕事の魅力だと思います。
もうひとつは、社員同士の距離感が良いと思っています。特定の女性だけで群れたりすることもなく、そういう意味でも男女に違いがないので、一人ひとりがフラットな関係で、私はとても居心地が良いなと感じています。

現在のお仕事について教えてください。

私は現在、顧客情報システムグループという部署に所属しています。部署全体では保険契約者様が使うシステムや、私たちの直接のお客様である保険会社の社員の方が使う承認ワークフローシステム、ミドルウェア関連システムなど、かなり幅広いシステムを取り扱っており、4つのチームがあります。私はそのうち1つのチームでリーダーをしており、お客様から依頼された案件のスケジュールや予算の調整、配下メンバーの仕事量やスキルレベルを考慮して開発体制を整える、といった役割を主に担当しています。

リーダーとして心がけていることはありますか?

私がこの部署に配属されたときは、8人のメンバーをまとめるサブリーダーのポジションでした。そこから今は、オフショアメンバーを含めて50名ほどをマネジメントするリーダーになったのですが、そのくらいの人数になると目指すべきゴールを見失う人が出てきて、まとめるのが大変になります。そのため、きちんと案件ごとの目的や、依頼されている内容の本質を示すことで、メンバー全員が同じ方向を向いて業務ができるようにしています。
あとは、明るく前向きな雰囲気をつくるように心がけています。そのためには私自身が常にどんと構えることや、焦っている姿やイライラしている姿を見せないことが大事。トラブルがあって内心「困ったな…」と思っても、メンバーの前では絶対ネガティブにならないようにしています(笑)

他にもリーダーとして大事にしていることはありますか?

「自分は何のためにいるのか」を常に頭において仕事をするようにしています。若い人たちの邪魔にならないように、出しゃばり過ぎず、彼らが伸び伸びできる環境をつくるようにしています。そうしないと、メンバーが受け身になってしまって、自分で考えて仕事をしなくなってしまうので。まずはしっかりと話を聞いたうえで、それぞれの考えやスキルに合わせて、意見や助言をするようにしています。

どんなときにやりがいを感じますか?

やはり大規模プロジェクトが無事に本番リリースされたときは、やりがいを感じます。あとは、不具合やトラブルがあったときに、チーム一丸となって解決したときのことは忘れられない記憶として残っています。
もちろんトラブルはないほうが良いのですが、そこから学べることが多いのも事実です。私自身もいろいろ失敗をしてきましたが、若い人たちにも、失敗してもそれを次に生かせるようにしていってほしいと思っています。

今後の目標を教えてください。

次のリーダーになれる人材を育成することです。自分の作業だけじゃなく、周り人の作業も見ながら仕事ができるように、視野を広く持ってもらう。そのためには経験が必要になるので、体制づくりの際にはそういったメンバーの成長を促すという視点も大事にしています。チームの規模をさらに大きくして、会社の成長にも貢献しながら、今後を担う人たちが活躍できる場所を増やしていきたいと思っています。

阿部さん、本日はどうもありがとうございました!