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どうしてCLISに入社しようと思ったのでしょうか?

IBM関連企業が集まる就活セミナーに参加して、CLISの存在を知りました。絶対にこの業界で働きたいというような強い気持ちがあったわけではないのですが、当時はIT業界が注目されていて、「かっこいい」という印象は持っていました。そのうえ、CLISは金融業界をターゲットにしているので、安定していそうだなと。ITと金融に関われる仕事なら、将来的なことを考えても知識やスキルなど身につくことが多く、チャレンジしてみる価値があると感じたので、入社を志望しました。

現在のお仕事について、教えてください。

担当しているのはプルデンシャルグループとは別の生命保険会社で、私はお客様先に常駐して仕事をしています。契約管理システムに関する開発案件の事前調査や要件定義からサービスインまで、お客様側のシステム担当者と協力して進めているので、お客様に一番近いところで仕事をしています。CLIS社内のメンバーや協力会社の方をまとめながら、お客様に向き合うのが仕事。リーダーでもあり、対お客様との窓口でもあるという、案件推進の責任者です。案件を円滑に進められるかが重要なので、全方位に目を向けながら、それぞれの人の立場を考えて行動するようにしています。私は自分の作業だけではなく周りの人の考えや作業状況も気になるタイプなので、この仕事は合っていると感じています。

では、どんなときにやりがいを感じますか?

たとえば、要件定義の工程では業務要件の調査や分析を行うのですが、お客様が想定したアプローチでは要望どおりの実現が難しいとわかり、そのことに気づいて別のアプローチをお客様に提案して要件定義書として採用してもらえたときには、やりがいを感じます。 お客様が気づけていなかった点をフォローできたことが純粋に嬉しいですし、開発が進む前の要件定義の段階で拾い上げることができたことに「よしっ」という充実感があります。

今お話しに出た「要件定義」とはどういうものでしょうか?

一般的にシステム開発には上流工程と下流工程があります。要件定義はその最上流工程に位置付けられるものです。お客様が実現したいと思っている内容や条件を、システム要件として定義していく工程です。そのため、お客様が本当にやりたいことを正しく理解する必要があります。また、後続の概要設計も上流工程に位置づけられています。概要設計は、要件定義を具体的にシステムに実装する機能に落とし込んで設計書を作成していく工程になります。

要件定義で大事なことは何だと思いますか?

先ほど「お客様が本当にやりたいことを正しく理解する」と言ったのですが、正しく理解するには、お客様の要望をそのまま鵜呑みにするのではなく、きちんと業務要件を自分の頭でも考える必要があります。お客様の目線で実現したいことは何なのかを考え、そのシステムで過不足なく満たせるのかを見極めなければなりません。もちろん、私たちが勝手に見極めて、要件を一方的に決めていくものでもないですし、私は少しでも疑問や懸念があれば、お客様と徹底的にすり合わせをするようにしています。そうすることで、お互いが納得できるシステム要件ができると思っています。

CLISの魅力について教えてください。

「働きやすい」というところですね。常に定時で仕事が終えられるわけではないですが、自分の置かれている環境や生活スタイルに合わせた働き方を選ぶことができます。正直に言うと、私が入社した当時はまだそういう環境が整っておらず、時代的にも残業して働くことが普通でした。しかし、2006年にダイバーシティ制度が導入され、現在私は子育てをしながら時短勤務をしています。しかも、産休前から任されていた仕事を、復職後にまた開発リーダーとして始めることができています。

子育てと仕事の両立がうまくできているということですね。

そうですね。今も時短勤務ですが、子どもがもっと小さいときには、今よりも勤務時間を短くしていました。その時々の環境に合わせて、上司と相談しながら勤務時間や業務内容を調整させてもらいました。あと、担当していたお客様のオフィス移転で自宅から遠くになってしまった際も、時短勤務の範囲ではお客様先での常駐が難しくなり、上司と相談して担当を変えてもらったこともあります。CLISはただ制度が整っているだけではなく、柔軟に運用されていて、時代とともに会社が進化しているのを実感します。

最後に、就職活動中の学生さんにメッセージをお願いします。

私は第一子を妊娠した際に、会社を辞めてもいいかなと思っていたのですが、上司から「とりあえずやってみたら?」という一言をもらい、仕事を続けてみることにしました。そこから今に至るまで、自分の環境が変わっても、以前と変わらずに仕事を続けることができています。もちろん一緒に働くメンバーのサポートのおかげでできている部分もあるのですが、会社の変化も大きかったと思います。CLISという会社は、事業の幅や業績という面だけでなく、人が働く場所としても成長し続けています。もし興味があれば、ぜひエントリーしていただきたいです。

石井さん、本日はどうもありがとうございました!