H.R
安定した環境の中で、
なりたい自分を
見つけていける。
私が入社を決めた理由のひとつに、就職活動時に接した先輩社員がやわらかくフレンドリーだったことがあります。あのときは会社設立からまだ9年で若い人が多かったこともあり、風通しの良い職場だと感じていましたが、その雰囲気は今も変わっていないと思います。入社後に1年の研修があったりリフレッシュ休暇があったり、当時から福利厚生などの制度が充実していて、私もそこは重視して就職活動をしていましたが、他社にはあまりない制度だった気がします。
入社後1年の研修を経て、プルデンシャルグループ以外のいわゆる外販の仕事を担当しました。その後も、損害保険会社の契約管理システムの再構築案件など、20年ほど外販で複数の損害保険会社の案件に携わりました。そこから親会社であるジブラルタ生命保険のシステムを担当する部署に配属され、業務システムを担当していく中で、営業システムグループのGM(グループマネージャー)に任命されました。
損害保険と生命保険では、求められる保険の知識も開発するシステムも違います。また、外販とグループ会社の案件を受ける内販とでも仕事の性質が異なっており、さまざまな経験ができました。
営業システム第一グループには、大きく分けて二つのチームがあります。一つはお客様先の営業職員情報の管理システムを担当するチーム、もう一つは新規の保険契約情報の管理システムを担当するチーム。その配下にサブチームがいくつかあり、社員とパートナー会社のメンバーを合わせて、100名ほどが在籍しています。私は具体的な案件にはほとんど関わっておらず、組織マネジメントが中心です。お客様にサービスを提供するためには、システム開発だけをしていればいいわけではありません。案件遂行に必要な要員調達やオフショア開発の活用検討、本部施策の推進やグループ全体の方針決め、リーダーを中心とした社員の育成なども行っています。
人によって得手不得手はあるので、まずはやってみてもらって、違うところを指摘していくというやり方が良いのではと思っています。リーダーに求めるものとしては、やはり人やチームを引っ張っていかなければいけないので、相手を大事にできることが一つ。あとは、どうしてもリーダー自身が判断すべき場面がありますので、一定の判断基準をもって決めていける力も必要だと思います。
周囲の意見に耳を傾け、きちんと咀嚼して、正しい方向にもっていく力は必要かなと思います。話を聞かずに進めていっても、なかなか人はついてこないですし、聞きすぎてもダメなので、そのバランスは難しいところですね。
心がけていることで言えば、私もまだ習得中ですが、先を見据えることです。現場にいると、何かトラブルがあったときに、その場で応急処置として対処することも当然必要なんですが、もう少し長い目で見たときにどういう影響があるのか、組織としてどうあるべきかなどを考えないと、誤った判断をしてしまうことも少なくないと感じています。
働きやすい雰囲気をつくるために、ラフなコミュニケーションができる環境が大切だと思い、積極的に話しかけるようにしています。今はリモートワークも増えていて、会社で顔を合わせる機会が減っているので、月に1度は5分でも10分でも必ず1on1で話す時間を作ってもらっています。オンラインでも顔を見ればわかることもありますし、あえて「最近苦手な人いる?」なんて軽い質問で不安や不満を引き出すようなこともしています。「この人には何でも言っていいんだ」という雰囲気を常に出しておくことは心がけています。最近は緩めすぎてしまって、ちょっと軽く見られている節もあるんですが(笑)
そうですね。自分の役割として、言いづらいことも言わなければならないシチュエーションもあるので、「今からは真面目な話ね」というふうに切り替えをしながら、コミュニケーションをとるようにしています。
GMとしては、部下が昇格したときにその人の成長を感じて、嬉しく思うことはありますし、悩みを言ってもらい一緒に対処できたときはより実感があります。達成感とは少し違うかもしれませんが、これまでを振り返ってみて、さまざまな人と協力して何かを成し遂げていくという経験ができたことは、私自身にとって良かったと思います。
まずCLISに関して言えば、保険業務に特化しているという特徴はあるものの、プルデンシャルグループの仕事だけでなく、外販もあり、自身が活躍できるシーンにバリエーションがある会社だと思います。
自分が働くうえで大事にすることは何なのか、何を大事にする会社なのか、を考えて就職活動をしていくと良いのではないでしょうか。もし「人」を一つの軸にするなら、第一印象であるとか、コミュニケーションした後に会社としていろいろフォローしてくれるとか、連絡が早いとか、些細なところからでもその会社の「人」を知ることはできるので、参考にしてみてください。