重盛 正裕
自分にしかできないことがしたい
知識ゼロからSEに!
2012年にサービスインした生命保険会社3社の統合プロジェクトに関わっていて、それが一番印象に残っています。
かなり貴重な経験でした。しかも、短期間で統合しなくてはいけなかったので、何を優先するべきかを考え、関係者全員に提案して、納得してもらうというところに注力しました。
やはり、それぞれの都合もありますしね。でも、システム開発の観点から考えた場合にどうするのが一番いいかをきちんとお客様にお伝えする、それが自分のやるべき仕事だと思って臨みました。それで大きな障害もなく、やりきれたのが良かったです。
それは要件の確定ができていて、システム統合後に何ができるようになるといった完成のイメージを、お客様と我々であらかじめ共有できていたことだと思いますね。
そうです。いわゆる「要件定義」と言われるところで、お客様が何を求めているかを伺い、必要なシステムを検討するフェーズですね。その後の「設計」や「開発」のフェーズになってから、予定していた通りにいかないことがあって再提案することもありますが、まずお客様の要望を丁寧にヒアリングして、どういうシステムならクリアできるかを提案し、同じゴールを見据える。それをきちんと開発の最初にしておくことが重要です。
たくさん経験することが大事です。CLISは研修後、早い段階から「要件定義」の現場に立ち会う経験ができます。あとは、お客様の立場に立って考えることですね。システムをどれだけ知っていても、そのシステムを使うお客様の業務のことを理解していなければ、良い提案はできないと思います。
たとえば、保険の代理店へ支払う手数料のシステム開発であれば、お客様の業務内容はもちろん、扱っている保険商品についても頭に入れます。そうして、使う人にとって便利で使いやすいシステムを、お客様より先回りして提案できるくらいになると、「この人は自分たちのことを理解してくれている」と思って、信頼してもらえるんです。
そうですね。SEは、ひたすらPC作業をする仕事というイメージですが、実際にはお客様とコミュニケーションをとることが大事。なのでPCではなく、人と向き合う仕事だと思います。
浅海さん、本日はどうもありがとうございました!